CEOメッセージ
REMETISは、かつて外資系投資ファンドの不動産投資チームに所属していた創業者の、
日常業務の改善・効率化を目指したサイドワークから着想を得て発展しました。
当時、日本での不動産投資分析に必要な多くの資料を網羅的にまとめた媒体がなく、情報源が複数のウェブサイトや紙ベースの資料など多岐にわたり、情報の収集・集約が非常に困難でした。人口統計や行政への届出情報、企業のプレスリリースなど、不動産投資という文脈において有益に活用されるべき情報も体系的に入手することができなかったためです。
一方で、債券・株式投資やM&Aのように同じように膨大な情報を基に投資判断を行なっている金融業界では複数のデータサービス(Bloomberg , Refinitiv , Capital IW, Speeda...)がしのぎを削っており、不動産業界とは大きく異なっていました。
そんな中、平日の業務効率化のために、不動産投資に有益な情報をまとめて、自分自身のためのデータベースを作るといった週末の活動がREMETISの始まりです。
その後、当時大学院に所属していたもう1人の創業メンバーであるエンジニアと意気投合し、単なる個人のためのデータ収集活動は、徐々に事業へとかたちを変えていきました。
そして、事業を描くにあたり、創業チームは単純なデータベースではなく、不動産取引に必要な情報と機能を集約した、新たな”業界標準”となるプラットフォームを構想しました。これにより、各企業の不動産への投融資に関わる情報収集・資料作成の効率化が図られるだけでなく、より有益な分析活動に時間を割けることで、より新しい・創造的な投資視点の発見を促進できると考えました。それがREMETISであり、今のVISIONにつながっています。
そして、ひいては不動産売買市場の活性化、また有限な地球の土地の更なる有効活用につながる非常に社会的意義の強いビジネスと信じ、今も事業を邁進しています。
右納 響
